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2011.11.10 Thu
長い事、この画面で書いてきたブログでしたがリニューアルしました。
こちらで引き続き、僕のブログは続いているのでどうぞよろしくお願いします。
http://busstrio.com/blog/
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2011.11.08 Tue
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いきつけのとんかつ屋「もりき」です。
そして最近やっているのは撮影と新作舞台の出演者選考の仕事です。
大変だったが、乗り切った。撮影は楽しかった。それに尽きます。映画、久しぶりだし、いろいろと試したら面白かった。まだまだ続く。
出演者選考は地獄。どうして俺が選ぶのかを考えながらの地獄。でも、頑張ったよ。
選ばれた人には真摯に向き合って作品をつくっていく過程に付き合って欲しい。お願いします。
選ばれなかった人も今回の作品との相性が悪かっただけで、好きな人や、良かった人は結構いたのです。いずれにしても俺は『Rock and Roll』という作品の事を考え始めたわけです。

さあ、あとは稽古が12月から始まるのを待つのみだし、舞台は一段落した。
こっからは映画と写真に集中。仕事が残っている。
で、俺は、運転上手いらしい。大丈夫だ。もうすぐ検定だ。仮免だ。
教習所通いも板についてきた。もう大丈夫だ。頑張る。
2011.11.06 Sun
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これはこの前、北千住に来てくれた鹿毛さんが撮ってくれた写真である。しかしもんじゃを焼くだけでこんなに楽しいもんなのだとわかる。粉もん最高。ありがとう、鹿毛さん。


こう見てる、ってことだ。
わたしはこのように見ている。だからって同じように見てくださいとは、これっぽっちも思ってなどいない。こう見ているということを、はっきりと理解していきたいので、なにかを作るし、そして人と出会うのである。それが作品のなかで、イメージとして表れてくれれば良い。やはり、自分から出てくるもんが見たい。これ、戦いだから。見るのと、作るのは、くっきり違う。本当にとても辛いな。孤独ですし。
でも、いまはここが居場所だとおもっているのでやります。伝えることを強く思っている。

ほんとうに俺は、誰かを支配しようとしている人や、自分の立場を利用して偉そうな物言いをしている奴らや、女性をまるで商品のように搾取しているクソ野郎や、芸術が素晴らしいもんだと疑いもなく信じ込んでいる人たちをみていると、吐き気がするほどに嫌いだし、殺してやりたくなるよ。
もちろん、殺したくないし、暴力には反対の姿勢だから、耐えている。
以上、俺はつくります。
2011.11.04 Fri
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新作「Rock and Roll/わたしにとって大切なのはココロ」のための最初の二日間。
24人相手のワークショップオーディションが無事に終わりました。
やはり色々な事が起きたし、とにかく参加者の皆さんが良かったので、ただただ人に起こるあれこれを見せていただいて、十分な収穫をもって次に進めるので、いい時間でした。まずはです。
二日間の参加者の皆さんと、手伝ってくれた人たちに感謝します。
とんでもないことをしてしまう人もいたけど、その女性が素晴らしい態度をもってそこにいたので、大変立派だと思いながらそれを見たというのが、最も見たいものでした。
しかし全体的に女性がよかったな。なんだか男は弱くなっているのかもな。
では、選ばせて頂きます。すべては俺じゃなく、作品の為に。

というわけで、車、WS、車、WS、、、という日々が落ち着いて、
次は車、映画、車、映画、、、の日々がやってくるという事です。
新作「ハロー、スーパーノヴァ」は未知のなにかをやるために、野心を持ってやります。
立ち上がる為に、どうするかを考えたいです。そこと、ここの間で。
恐ろしさと無邪気さと一途さの先に、生活があるのかを探します。
2011.11.03 Thu
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夜中まで話し合いをして、映画のことを決めて眠る。
そして車の免許、三日目。
朝から運転しまくって、竹ノ塚へと通う日々がこれからも続くでしょう。

少しだけ休憩して、ぐったりしたまま両国近辺へ。
ワークショップオーディションでした。選ぶなんて偉そうなのですが、まあ選ぶのが仕事なので出会う為にはこういう場しかありませんから、始まってしまえば元気を取り戻して、集中して人に起こるアレコレを見ていました。やはり緊張している方が多かったですが、徐々にほぐれていってるように見えてよかったです。楽しかった。途中、地震で大きく建物が揺れて焦りました。久しぶりに揺らされたな。怖かった。
色んな人がいるもんです。こういうことをしなければ、やはり会えないですね。魅力的な人がいましたね。どんな形であれ会えたということを活かしたい。ただ、皆のことを見るのは疲れる。集中力を使う。でも作品のためですよ。明日もやります。よろしくお願いします。

終わって、見学に来ていた安食くんと告鍬くんと、参加していた何人かで中華屋にいきました。注文してから来るまでがすばらしく早くて、すばらしく美味かった。で、帰宅しながら明後日には撮り始める映画のことも考え始める私の頭は完全にパンク寸前です。充実とはこの事だと思う。
24時間じゃ足りない。
2011.11.02 Wed
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映画の顔合わせのようになった集まりを家で、店で、おこなったのでした。
出演者が5人来た。他にも、出てもらうことになっている。しかし、まだホンはない。
感触を全体では掴んでいるので大丈夫。個を、ディティールを、磨きゃいいのさ。
で、撮影は5日からです。「ハロー、スーパーノヴァ」です。

車の免許を取りにいっている。運転楽しくなっている。
授業も真面目だ。頑張ろうとおもう。とにかく真面目だ。
やるぞ。全部。ひゅーい。
2011.10.30 Sun


『3人、』というドキュメンタリー映画の予告編です。
佐藤拓道さんと南波典子さんと友人になってから時間は流れています。
とても好きなふたりなので、僕はカメラを向けて、結婚式も出産も生活も記録しています。
こんなに素敵な二人が、なんで自分なんかを信用してくださっているのかを考えたりしますが、二人といるときは時間と空間をただ一緒に過ごしているというそのことに心地よさを感じていて、不思議なのですが、この時間はいつかすぐに消えてなくなってしまうけど、この人たちを選んでここにいたことを幸せに感じることができるし、そのことがなにか自分のなかにあるものに触れるので、長い時間、ほんとうにポツポツと撮影をつづけてきました。
お互いに踏み込みすぎないように、自然な距離で。
そんな二人に家族が増えました。麓くんです。
彼が産まれてくるその瞬間にもカメラをまわして、地球上のみんなが産まれてきたという当たり前のことを見つめて、生きていくことのなにかに触れたんだとおもっています。
そんな経験をさせてくれた3人の為に映画としてまとめてみようと思って編集をしています。
悩んでいますが、完成は年内です。
2011.10.29 Sat
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『a private animal and my everyday body』の一枚。
旅する太田(順子)さん。服は安食(真)くんと告鍬(陽介)くん。
その写真展を開催するニューヨークのギャラリーとのやり取りは英語なので頑張っている。かなり助けてもらってはいるが、英語を勉強しなくちゃいけない。
そして編集、茶を飲む。そんな日々がはじまりました。
それから今度の舞台の打ち合わせをしました。
衣装の安食(真)くん、制作を手伝ってくれる鹿毛さん、出演が決まっている人には来てもらって、作品についてのヴィジョンを話して、のちにお好み焼きを食べていたのです。美味しかった。
『Rock and Roll/The important thing for me heart』ではちゃんとストレートを投げたいので、それこそ全部ちゃんと言いたいです。感触を作品にできたらなんだって自由になるので、もっと突き詰めて映画も舞台も写真もここからです。しっかりと準備します。知っていること/知らないことの間をひっそりと歩いていく。写真についても感触を増やしていこう。見えてきた。もっと出そう。

最近は、二階堂和美『にじみ』の4曲目「あなたと歩くの」を聴きまくる。
いい曲だな。

きょうは、にしすがも創造舎へ。岡崎藝術座の新作をみる。
招待してもらってありがたいです。招待してもらった作品について語る資格はないです。
大げさな批評から遠く離れて。焼き増しばかりの業界から遠く離れて。
2011.10.27 Thu
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いつものように起きてからは編集作業。シナリオ書き。やることはドンドンやる。
やるっきゃない。哀しいことは置き去りにしてやるよ。考えすぎない。
そんで、二階堂和美の『にじみ』を聴いている。最高だ。

昼過ぎに恵比寿。牛尾(千聖)さんと合流。『トータル・リビング 1986-2011』で衣装をしてくれたPOTTOのショップに行く約束を、飲み会で山本(哲也)さんとしていたので、早くも訪ねたのでした。素敵な店でした。
そこで山本さんと舞台についてなど長い時間話していた。ほんと可愛い服ばかりでした。それから、奥さんに舞台での二人の服が好きでしたと言われて、牛尾さんと一緒に大喜びでした。

そのあとカフェで休憩して、早稲田へと向かって、キャンパスの門のとこまで堀(咲恵)さんに迎えにきてもらい、岡室(美奈子)さんの幻影論という授業におじゃまする。前から行くと言っていたのですが、岡崎京子の『ヘルタースケルター』を取り上げていて面白かった。というか、こういう風に批評しようとする脳を、自分はまったく使わなくなっているのだと感じて、その部分を動かす為にもメモを書き、手を動かして考え続けていた。やっぱ俺は作り手だから、わからなくなっている。もっとシンプルで、そんな風に考えては作品をつくらないなと思ったのでした。しかし、早稲田の学生は贅沢だ。宮沢さんの授業もあるんだぞ。まったく羨ましい。
授業がおわり、内田くんと堀さんと牛尾さんと一緒に「友人」というカレー屋でナンをくった。
美味いし、よく喋った。内田くんはいい奴だな。
帰り道、二階堂和美を聴いていた。最高だ。心地ええ。
2011.10.26 Wed
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朝、いつものように作業をすこし進める。
いま編集しているドキュメンタリー映画「3人、」は小さな記録映画です。
なぜか作業は朝にやると決めていて、明るい部屋で進めています。もう少しで完成です。
昼、カレーをたべる。
新作『Rock and Roll/わたしにとって大切なのはココロ』の企画書を持って、新宿眼科画廊というギャラリーへ向かう。そこのオーナーの女性と話していたらとても素敵な人だったので新宿でやることをあっさりと決めてしまう。それから仲のいい(上村)梓が一押ししていた外苑前の喫茶店でホットケーキ。絶品でした。それから機嫌良く、渋谷まで散歩して、TSUTAYAでCDを二時間かけて20枚選出してレンタルしてから帰宅。
夜、様々な人たちにメールしたり、それらの音楽を取り込んだり、制作を手伝ってくれる小澤(薫)に仕事のことを伝えたりしながら、進行中の二本の作品について話をする。しかし彼女は人が変わったように積極的に仕事を手伝ってくれるので驚いている。ありがたいです。そして新作映画について考えていた。ホンは出来ているけど、ちょっとだけ書き直すことにした。内容は夫婦と絵描きをめぐる喪失と彷徨のものがたりです。とにかく映画にしたい。『ゴーストアース』に続く、彷徨三部作の続編です。

あと、新作のワークショップオーディションにご応募ください。お待ちしています。
というわけで、その作品について書きます。

壊れてしまいそうな日常に佇みながらも、ここにいる、そのことを肯定しようとするけど、どうしても心が揺れてしまう女性の二日間を描く予定です。
そして部屋のことをやります。部屋であるということが大事です。そこは小さな声が聴こえてくるような、皆が閉じこもっている、お客さんを含めた全員がいる部屋で、そこではなんらかの小さな共有が起こる。それは時間と空間です。そこに喪失があるし、不在があります。
ただ、いま、ここにいるということを、あっけなく部屋のなかで聴こえてくる声を、ギターの音を、何もしなくなった身体を、限りある唯一の存在として認識させる事がこの作品の野心です。
誰もが心が揺れて、分かり合えず、傷つきやすくなっているからこそ、その何かを積極的に描きたいと思っています。おそらくですが、彼女は笑いません。頑固です。
だけど、笑ったときにはきっと、彼女たちはこれからもこうして生きていくのだということを考えたくなるような作品になれば良いです。おそらく一時間ちかくの、泥棒と音楽と犬のはなしです。
揺れて転がってしまう日常から、奪い返そうと思います。


しかし、ツイッターでの宮沢(章夫)さんと岡室(美奈子)さんのやりとりのおかげでアクセス数がとんでもない数字になっている。すぐに落ち着くだろう。いつも通りの日記を続けます。おわり。
2011.10.24 Mon
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起床。
一ヶ月以上続けてきた巣鴨へと向かう電車へと乗り込み、巣鴨から西巣鴨まで歩く。元々は体育館だったその場所で、作られた白く美しい舞台の上で、着慣れた素晴らしい衣装を身にまとい、カメラをまわして言葉を発する。その傾斜のついた舞台上では、長い時間を一緒に過ごしてくれた音楽家の最高の音楽が鳴っていて、音楽と共に役者は存在していて、休憩をはさんで起こる様々な行為の最後に一人の女が微笑むと、光は飛ぶように皆を照らして、皆で舞台上の前に整列して立ち、来てくれた人たちに礼をする。そして、顔を上げると拍手をしてくれる人たちがいて、袖にはけてから衣装を脱いで身体の熱を逃がして、共に舞台に立った人たちと顔を合わせて挨拶をする。
そういうことをしていたし、そういうことが幸せなものであったし、楽しかったのだった。
ありがとうございました。『トータル・リビング 1986-2011』はおわりました。
出会う事の出来たお客さん、ワークショップ「春式」から繋がり続ける人たち、スタッフの皆さん、フェスティバルトーキョーの皆さん、キャストの皆さん、この舞台に関係するすべての事象や人々に想いを馳せて、感謝をこめてお礼をいいたいです。
誰がなんといおうと、そこにいたという一つの大きな点を打って、そこから線を伸ばしていきます。
なんという自然なチームワークだったのか。美しい思い出をありがとうございます。
そして、打ち上げは楽しかった。それは当たり前のように。メッセージ入りの写真をいただく。
また宮沢章夫さんと一緒に作品をつくれるように勇気をもって前進したい。

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そしてあたらしい朝。
太陽の光を浴びて、いこう。
2011.10.23 Sun
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集中する上村(聡)さん、笑顔が素晴らしい(上村)梓、映像オペの石原(裕也)くん。
そういや石原くんは誕生日が一日違いだった。映像チームを支えてくれる相馬(称)さんも11月生まれだから、蠍座の男たちの映像なのである。だからってなんでもないけど。
きょうも二回。
やりきった。あまり力が残っていない。ラストで全部出しつくす。
夜の回は安食夫妻が来てくれて、奥さんが楽しかったと言ってくれたのが印象的だった。うれしかった。

『トータル・リビング 1986-2011』という作品がもっているその態度を見て欲しいです。
これは受け取る人によっては嫌な気持ちになってしまう人も、面白くないと思う人も、直接的すぎると感じる人など、そりゃいるでしょうが、この作品がべつに意義のある事をしようと作られたのではなく、一人の作家があの日以来、とても憤っていて、とにかく一番自分自身に怒っていたのだという事実が、このような作品になったことになにかを感じて頂けたらとおもっています。
最後にモノが並べられます。そして小さな集められた声は、生きている役者を通して再生される声です。その声が紡がれたのち、小さなそれらは並びます。ただ並んでいるのです。残されてしまったそこに、愚痴ばかりの彼女が現れます。2011年の屋上に風が吹くのを見届けてください。よろしくお願いします。

日常は続いている。哀しいのです。切ない。でも、生きている限りはたくさんの事をやっていこうとおもうのは、ドキュメンタリー映画監督の佐藤真さんが亡くなって、3月には友人を亡くしてしまった。いまだに引きずっている僕は、ただ思い出すだけの日々が続き、いまも苦しいけど、もっと楽しくしたいんです。笑いたいんです。
そういう想いを、捧げたいです。
2011.10.21 Fri
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雨降りの朝、グッドモーニング。早稲田へ。
ギャラリーでティム・バーバーの写真展を見てから、都電で劇場へ。
『トータル・リビング』は続く。本番を楽しむ。試しては集中する。新しい想いをつくりたい。

写真は、鏡に写る今野と、女優の牛尾(千聖)さんと、美術セット。
同い年の牛尾さんといると楽しい。楽だ。

しかし、知らないほうが良い事はあるもんだ。どうしようもないぞ。
とても哀しいのだった。でも、全部消えるのだから、全部大事にしたいんだ。
祈るように楽しいもんをつくろうと強くおもっているんだ。 
で、『ファンタスティックMr.FOX』のDVDが出ると知ってから幸せな気分に溢れている。
何度でも言うよ。ウェスがいてくれたら良いんだよ俺は。
2011.10.20 Thu
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劇場の客席。そして矢沢さんと永井さんです。二人の間が僕の席です。
優しい先輩たちでほんと支えられています。

朝です。起きました。
折り返した。半分を越えて、あと7回。いやあ終わりますね、こりゃ。
やってきたことが終わります。最後まで丁寧にやれたらとおもっています。
舞台は見事に終わるから潔くて良いです。お別れする前に向き合ってやります。
きょうは『トータル・リビング 1986-2011』のアフタートークで役者の全員がでます。役と名前が一致するチャンスですので是非来てくれたらとおもっています。

きのうは夜の一回だけだったけど、三部が特に集中していたと思う。二度見にきてくれた人たちがいて、その人たちが二度目の方が面白かったと言ってくれたのでよかったんだとおもう。でも、この作品は二度見た方が見やすいのもあるだろう。とにかく悪くない出来だったと思っている。あまり崩れないので気を引き締めて最後までいきたい。
トークで来てくれたやつい(いちろう)さんにも久しぶりに会えてうれしかった。お会い出来なかったが映画監督の横浜(聡子)さんが来てくれて嬉しかったし、映画監督の青山真治さんも見に来られていた。
それから、前のバストリオの公演をみにきてくれた山村さんの友達の松嶋さんも来てくれていて、感想を直接もらえてとても有り難かった。とても良かったと言ってもらえるのは素直に嬉しい。
小澤(薫)、鎮西(猛)さん、幸福さん、などなどたくさんの人が見にきてくれていた。なんて幸せもんなのだろう。もっと良くなりたい。素直にそうおもっているのだった。
2011.10.19 Wed
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『トータル・リビング 1986-2011』である。
二時間半の舞台だし、まだまだ回数的には半分もやっていない。長いぞ。
色んなお客さんがきてくれて、様々な発見が本番ではあって、それらを吸収しながらやっている。どんな意見でも構わないから見てもらいたいし、話はそこから始まる。もし決定的になにかがズレていたとしても、それは断絶じゃないし、そっからだとおもう。集中して発見していきたい。楽しみたい。
見てもらわなければね、じゃなきゃ何も始まらない。やはり見てもらいたい欲望があります。
昼は音楽の杉本さん、園田さん、キミテルさん、そして夜は鹿毛さんに会えました。
ぜひ、西巣鴨でお会いしましょう。
そういや鹿毛さんにバッジを貰った。さっそくリュックに付ける。

俺はあり得ない振る舞いに憤っているし、まあ侮辱されたとおもっているけど、他者とどのように向き合うかを痛感している。理解出来ないことを受け入れるのは難しい。
気持ちを変える為、本番後に演出助手の石原くんと内田くんとジョナサンで飯を食う。楽しかった。
さらに石原くんは家にきてくれて長い事喋り始発で帰っていったのだった。
というわけで、きょうもやる。カメラをまわす。
きょうはやつい(いちろう)さんが見にきてくれるし、トークもある。楽しみだ。
2011.10.17 Mon
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『トータル・リビング 1986-2011』の日々は続く。
沢山の方に見にきて頂いてとても幸せだと思います。
で、4回目。お客さんもいっぱいで様々なシーンで反応を感じる事ができた。
京都から児玉(悟之)と山村(麻由美)さんが来てくれて、奈良からは佐藤拓道さんと典子さん、そして(滝沢)佑果ちゃんや母親の幸子さんや澤田(栄一)くんや、挨拶出来なかったけど堀(咲恵)さん、それから同居人のみっちゃん、他にも沢山のひとが来てくれた。ありがとうございます。嬉しかった。
公演後は宮沢さんを囲んで食事をキャストやスタッフの皆さんと。
あまり話せていなかった矢沢さんや永井さんと話せて良かった。来てくれた加藤直美さんとも話せたし。とても楽しい食事会となったのでした。

そして、5回目。不思議なテンションで舞台上にいたのを覚えている。
告鍬(陽介)くんと宮崎(晋太郎)くんが来てくれて、前のバストリオ公演でお世話になった人たちも来てくれた。終わってすぐ用事で帰ってしまい会えなかったけど太田(順子)さんも見に来てくれた。
色んな人がきてくれて、当たり前のように公演はおわりを迎えるのだな。
大事にしたい。全部。そういうことが、楽しいことになればいい。なんか吹っ切れてきた。
あと10回ある。これからいくつ発見が出来るんだろう。
The Beatles「Mother Nature's Son」を聴いて寝ます。おやすみなさい。
2011.10.15 Sat
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『トータル・リビング 1986-2011』の二日目でした。
毎日違うということが演劇の、ライブであることの素晴らしさですが、まさにそういう日々です。
不合理かつ不安定、そして不穏な舞台は進みます。
三回目、よかったと思っているけど、まあ出てるから、わからないっちゃわからない。
わからないです。とにかく身体は仕上がっています。
宮沢章夫さんといとうせいこうさんのアフタートークも少し聴いた。「兆し」とか「萌え」とかについて、その言葉の持つものを考える。さすが、いとうさんは言葉の人だ。「兆し」っていいな。

家に帰る時間はとても遅い。駅には酔っぱらいが沢山いた。
外は風が吹いている。雨がくるのだろうか。気持ちのいい冷たい風だった。
喪失したことを知ってる。
で、頭をよぎる。寂しいし、とても哀しい。だからかいつも以上に楽しもうと楽しくやる。
カメラをまわし、言葉を発し、動き、見つめる。
人の間を見つめようとおもっている。
2011.10.14 Fri
『トータル・リビング 1986-2011』が幕を開けました。
俺はいつでも初日が好きなので、その作品がはじめてお客さんに出会うのをみようとおもっている。
そこに立ち会って、ただ提示したい。
その緊張感に緊張をすることはなく、むしろ嬉しくて仕方ないのです。
この楽しさが何なのかはわかりませんが、おそらくそれを『ニュータウン入口』という遊園地再生事業団がやった四年前の公演での初日で知りました。うまく言えないのですが、なんてプラトニックな気持ちが溢れるのかと。それを宮沢章夫さんが教えてくれました。いまだに宮沢さんが俺を選んで舞台に立たせてくれて様々な仕事を任させてくれることを考えますし、それに応えれているのか不安ですが、とにかく良いものをつくりたいので、誠意をみせたい。貴重な身銭を切って、人生の時間を割いてやってきてくれる人がいる。だからこそ強く楽しみたいとおもっている。それが大事な事だと今はそう思っています。
子供の頃、まったく親に甘えるようなことを嫌って生きてきて、変に楽しさというもんを我慢しなければと思っていましたが、いまこそ、それを強く肯定したいのです。そんな想いに溢れた初日でした。
色々と取り返しながら、大事にやっていきたいです。
キャスト、スタッフ、関係者の皆でこつこつと作ってきました。その作品を通して、皆さんと劇場でお会いしたいです。24日までやっていますので、ぜひ。

突然関係ない話ですが、ツイッター上に流れてくる飴屋さんの娘さんのはなしに心がざわざわします。
保育園をやめる、そのことを選ぶ少女と、彼女に選択を任せる親がいる。
俺はその言葉が流れてくるたびに自分のなかにある想像力をみつめます。

2011.10.13 Thu
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いつもの犬。こいつと会える道はとても良い道なのだ。

いよいよ明日が本番です。やはり長かったんだと思う。
遊園地再生事業団の舞台『トータル・リビング 1986-2011』があります。8月のリーディング公演から考えると、さらにその前の3月の春式から考えると、なかなかの時間が流れています。というか、あの日からの時間、時間そのものがこの舞台の歩みだったのだなと思っています。
畏れながら、未だかつてなかった思いにとらわれてしまう苦しい時間をいまも過ごしているし、なんというか、とにかく様々なことがヘタクソになってしまった。自分のなかで受けた事のない衝撃でした。
で、俺はいまどうしようとしているのかといえば、目の前のことにひたむきに過ごしていく以外の選択肢が見つからないのです。この圧倒的な敗北感と向き合って前を向く。腰が痛くならずにすんでいるので良かった。体調は悪くない。舞台上で様々なことをしますが、全てに込めます。やってみます。

太田(順子)さんからのメールに励まされる。もっと良くなりたい。(齊藤)庸介さんも見にきてくれる。親友には見届けて欲しい。大切な人たちが来てくれるならそれでいいのだ。

バストリオは新作をつくります。
そのためのワークショップ・オーディションをやります。次の演劇作品のためにしますが、たとえばバストリオの映画に出てみたいという方でも大丈夫です。会いたいのです。トップページを見てみてください。
良いもんをつくる。その自信がたっぷりあります。
2011.10.12 Wed
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犬。巣鴨と西巣鴨の間にいる。
あいだくんと名付けている。かわいい。すごく好き。

というわけで、場当たりという大変な作業がおわった。
ここから本番は目の前です。やれることを最後までやりたい。とにかく良くしたいんだよ。
今回、いろいろと見えてきた。自分の課題がはっきりした。俺は足りてない。相当足りていないのだった。それは準備だとおもいます。情けないことを繰り返しているような気がする。だから今回はつづける。呆れられても、ウザイと思われても、徹底して言い続けたい。何をしたいのかを。伝えることをつづける。伝えるのは難しい。だからこそ諦めない。全部。細部に宿る。だから拘る。

共演者に恵まれているとおもう。永井(秀樹)さんはかっこいい。矢沢(誠)さんは心強い。上村(聡)さんは頼りになる。野々山(貴之)くんはしっかり者。時田(光洋)さんは正直だ。牛尾(千聖)さんは抜群だ。(上村)梓は仲がいい。大場(みなみ)さんは魅力がある。橋本(和加子)は面白い。こんな人たちとやれて有り難い。
スタッフの人たちの頑張りにもほんとに頭が下がります。
最近は集中しすぎて眠れないから、とにかく食うことにする。
発見したい。手癖では済まさない。自分に飽きたくない。ちゃんと新しいことをやりたい。
明日も前向き。
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